今日は次のトピックスで書きたいと思います。
1.健康保険カードはいつ使うか
2.健康保険カードには何が書いてあるか
3.PPOとHMOの違い
4.健康保険カードは普段はどこに持っているべきか
1.健康保険カードはいつ使うか
アメリカに来て初めて医者に行く時、まず探すのが健康保険のカードです。医者に診てもらう(仮に内科とします)際に、アメリカは予約を入れないと見てもらえません。日本のように、すぐに行って、待合室で待って、という形では進みません。
手順:
① 医者に電話する。
② 予約を入れる。すぐに診てもらいたいときは、今日じゃないと明日までもたないと言えば、見てもらえることがあるが、まれ。そういった場合は、アージェントケアかER(緊急病院)に行ってくれと言われる。当日の空きがない場合は、次の空きにアポを入れられる。
アポを入れるときの典型的な会話がこれです。
例1:
医院:保険カードはお持ちですか?
患者:はい。ブルーシールドです。
医院:PPOですか?HMOですか?
患者:PPOです。
医院:では、お名前と、保険番号と、グループナンバーを教えてください。
電話で通じるアルファベットと数字のビデオです。
もうひとつ、例を見てみましょう。
例2:
医院:保険カードはお持ちですか?
患者:はい。ブルークロスです。
医院:PPOですか?HMOですか?
患者:HMOです。
医院:残念ながら当院はブルークロスは受け付けていません。
患者:わかりました。 でも、病院のリストにそちらの医院の名前が載っていました。
医院:そうなんですか? では、お名前と、保険番号と、グループナンバーと、カードの裏面にあるブルークロスの電話番号をおしえてくださいますか?
患者:はい。-------------
医院:それでは、ブルークロスにこちらから電話で確認してみますので、確認でき次第お電話差し上げますので、~様のお電話番号をいただけますか?
患者:はい。123-456-7890です。
医院:ありがとうございます。では、後ほどご連絡さしあげます。
患者:ありがとうございます。
カードの表:被保険者の名前、ID番号、グループ番号が書いてある。
カードの裏面:保険会社の電話番号が書いてある。
最後に健康保険を持っていないときの例を見てみましょう。
医院:保険カードはお持ちですか?
患者:いいえ、持っていないんです。
医院:保険なしで全額負担になりますと、診断料が185ドルになります。
患者:わかりました。全額負担でお願いします。次の空きはいつでしょうか?
医院:今日の午後3時20分に空きがあります。
患者:では、その時間でお願いします。
医院:では、予約受付ました。お待ちしています。
注意:保険のない場合は、お薬を処方してもらって薬局でお薬を受け取る時にも、保険のかかっていない値段になるので、薬の値段も高くなる。薬は種類によって、全額負担で60ドルするものもあれば、1800ドルするものもある。風邪薬、抗生物質のような薬だと、全額負担で150ドルから200ドルでくることがある。
2.健康保険カードには何が書いてあるか
では見てみましょう。
ここで、どこが重要(質問される)かを、聞かれる順に挙げますね。
1.保険会社名
2.PPOかHMO
3.被保険者の名前 (Member Name/ Subscriber Name)
4.保険番号 (Member ID/ Subscriber ID)
5.グループ番号(Group No./ Group #)
それ以外の情報:
診察料金:一律15ドル
専門医:一律15ドル
緊急医院:75ドル
ディダクタブル:50ドル
こんなにいい保険、聞いたこともないです。 50年くらい前のカードかもしれません。
3.PPOとHMOの違いとは?
PPOとは、被保険者がたいがいの医者に診てもらえるということです。
HMOは、限られた医者にしかかかることができません。だから、医者が近くにいないため、遠くまで出かけていかなければいけないというケースが多いです。
必然的に、PPOの方が保険料は高いです。
余談:アメリカの健康保険料
30代の男女で言えば、毎月一人あたり750ドルくらいです。50代になると、850ドルくらいに上がります。20代だと650ドルくらいかもしれません。自分が勤めている会社が保険を出してくれれば、会社が全額負担してくれることが多いので、会社勤めをする理由には、福利厚生も非常に大きな理由になります。
4.健康保険カードは普段はどこにあるべきか
被保険者の財布の中に入れておきます。
紛失が心配な方は、カードの両面をコピーしたものを、予備に自宅に保管しておくといいでしょう。
医者はカード情報が必要なので、プラスチックのカードでも、印刷した紙のカードでも、どちらでも医者は受け付けます。ただ、メモ書きではだめなので、医者に行く時や、薬局に行く時は、必ずカード、もしくはカードのコピーを持参しましょう。
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